元気コンオーラスに大倉担と入った安田担の話

まず始めに、私がどういう人か知ってもらいたい。

安田くんが大好きで安田くんを中心に世界が回っていて安田くんのためになら死ねるレベルのやばいやつである。


この日私は前日に引き続き大倉担のこれまたやばいやつ(私同様大倉くんのためなら死ねる)と入る準備をしていた。

ゲーセンでプリクラ撮ってみたり、会場で友達に会ってわちゃわちゃする、前日と同じ光景だった。いやオーラスってことにワクワクしていた。終わる悲しさもあった。賛否両論あった始まり方だったコンサートもなんやかんや言って楽しかったな、最後楽しむ!レベルだった。


16時を過ぎても始まらないことに気づいたのは友人だった。もう16時過ぎてるーって言ったことを覚えている。

と同時ぐらいに客席からキャーと聞こえ、誰かがステージにいることがわかった。一気に不安になった、鳥肌がたった。え、なになに怖い、そう言いながら立った。

まず安田くんを確認した、もうこれは仕方ない担当がいてホッとした事実。次に私はすばるくんがいないと思った。申し訳ないが、私は彼が一番危ない人だと思っていた。だから勝手にすばるくんがいないと思ったのだ。

居なかったのは大倉くんだった。その衝撃は大きかった、ただ事ではない雰囲気、の中村上くんの腸閉塞でという言葉。身バレしそうだが私は医療従事者である。腸閉塞と聞いてマジかよ、便詰まってんじゃねーよ(食事中ならごめんなさい)と咄嗟に思ってしまった。


このときまで私は自分中心だった。安田くんがいた安心感、すばるくんがいた、それで安心してしまっていた。

隣を見ると号泣してる友人がいた。咄嗟に我に返った。友人の大好きな人は今日この日に居ないのだと。オーラスを楽しみにしてきたことを私は知っていた。どの日よりオーラスが一番良い席だった。2人で楽しみにしていたオーラス。今までにいっぱいコンサートには入ってきたけど、こんな友人を見るのは初めてだった。悲壮な顔と無理と言う返事、どう声をかけていいのか、コンサートやっても良いですかの村上くんの言葉に拍手も出来ず、ただ友人の手を握るしかできなかった。


冒頭にもあるように友人は大倉くんが全てである。大倉くんのいないコンサートに意味なんてないのだ。私はそれを一番理解しているつもりである。だからこそ辛くてどうしようかと悩んだ。病気に対して友人は全くわからない、医療従事者でもない普通の人なのだ。あんな簡単に腸閉塞と言われてもわかるわけない。


出た言葉は外出る?だった。正直自分のことはどうでも良かった。この状況で安田くんをみても楽しめない、瞬時にそう思ったからだ。自分もすごく楽しみだった、けど2人で楽しみたかった。

友人は大丈夫と言った。どう見ても大丈夫ではないのに。安田くん見てと言った。


泣きまくる友人を見る周りの目は悲しみでしかなかった。私が背中をさすり、後ろの人が大倉くんすぐ良くなるよ!と声をかけ、横の人も大丈夫ですかと背中をさすってくれていた。私はただ周りの人に目配せしながらすみませんと、頭を下げるしかできず、いやなにに謝ってるのかわからないけど、とにかく必死だった。どうこの3時間を乗り越えれば良いのかと。なんでよりにもよって私の友人は大倉担なのだと。


始まるコンサート、大倉くんのいないコンサート。私達はいつも2人で貶しあい、自担にだけ全力だった。お互いの担当には協力し合い、映画を見に行くことはあっても、担当がいないコンサートに2人で行くことなんてありえないのだ。


始まってすぐ友人が更に号泣しだした。横山くんが大倉くんの服を着ていたからだ。大倉くんじゃない(泣)と、友人が座り込んだ。私は正直全然気づかなかった。友人が言って気づいた緑の服、そういえば大倉くんの服ガムみたいとかわけのわからないこと言ってたなと思いながらみた。

6人の始まりは凄く寂しかった。凄く少なく感じた。会場が一気に広く感じた。メインステってこんなに広かったっけ?とも思った。キングオブ男の夜な夜なのところが2人で、ああ大倉くん本当にいないんだなと思い始めた。


へそまがりで安田くんが煽り出したときには全く頭に入らなかった。今なにが始まっているのか、整理できてなかった。お腹に大倉くんを入れている安田くんをみて、凄いことが起こっていることは理解できた。


がむしゃらになり、いつもなら錦戸くんが乗るリフターに丸山くんが乗った。私達はその目の前だった。安田くんを見たかった、でも見れる状況じゃなかった。なぜか見れなかった。どうしようもなくて丸山くんをひたすら見た。こんなに他担を見るのは何年ぶりだろうか、

丸山くんはすごかった。ファンサマシーンでしかなかった。時折視線がこちらに向くように思えた。友人が号泣してるのを悲しそうな顔で見る丸山くんが居た堪れなかった。私は何回も丸山くんに助けてくれと目で合図してみたが助けてくれなかった(当たり前)あんな丸山くんの目を見ることはないだろう、あんなに目が合うことも金輪際ないだろう。


そうこうしてたら安田くんが歩いてきた。目の前を通過する安田くんを、いつもなら団扇を出して応援するのに、出せなかった。出せる状況じゃなかった。友人の腕を掴むことに精一杯で、安田くんがただ頑張っていることだけを把握した。安田くんはひたすらに笑顔で、全力だった。


センステで踊るメンバーはかっこよかった。団扇を全員で持ち、皆が皆大倉くんのために、大倉くんに、というのが伝わりすぎてきた。このころの私はやっと安田くんが見れるようになっていた。友人に安田くんを見るようにと、今日は安田くん見る特別公演!と笑かしにかかった。どうにかして、笑って終わらせたかった、だってオーラスなんだもの。


友人は無だった。担当のいないコンサート。オーラス。頭に入ってないのも、見る場所がないのもひしひしと伝わった。私のために残ってくれたのも、私のために頑張ろうとしてくれたのも全部伝わった。だからこそ私も楽しみたかった。笑わせたかった。

公演中私は何回も友人に話しかけ(周りうるさいと思ってたかなごめんなさい)どうにか乗り越えようと頑張った。


夏の恋人も安子ちゃんも最後なんだと、かわいいなぁと思ってみた。MCの短さは仕方ないと思った。大倉くんの腸閉塞を笑い話にする関ジャニ∞関ジャニ∞だなあと思った。

ユニットの安田くんは可愛かった。ひたすら可愛かった。すばるくんが出てくれてよかった。あんなしゃかりきなすばるくんはいつぶりだろうか。私の知っているすばるくんは横山くんの誕生日公演なのにも関わらずMCで退席するような人である(まだ思考がここでストップしてる)錦戸くんも、横山くんも、全員が一生懸命だった、ファンも。


ハイスピからの勝手に仕上がれには本当にビックリした。一体感が凄かった。ドームが割れるんじゃないかなってぐらい揺れて、全員が全員必死で、声が割れていた。ドラムがあるのにそこにいない大倉くんは悲しかった。担当じゃないけど、そんな見ること絶対ないけど、見えるはずの人がいないのは本当に悲しかった。


すばるくんの挨拶ですばるくんが泣いてるのを見て驚いた。と同時に関ジャニ∞は7人なんだと安心した。事務所問題がある中怖くて、いつなにがあるかわからない現状にいること、それが不安でたまらなかった。けど、すばるくんが泣いた。すばるくんが謝った。悔しいと、悲しいと、辛そうに。7人でいたいんだなと、7人でいることが全てなんだなと。思わさせてくれた。あの時の感情、安田くんがいてくれる、関ジャニ∞がいてくれるこの現実に涙した。私が泣いたのはそのときが初めてだった。泣かないように、友人が一番辛いのだからと。必死になってたのがバカらしくも思えた。


元気がでるソングでメンバーが大倉くんの団扇に向かって歌ってる時、ファンが大倉くんパートを歌ってる時、ずっと7人でいてほしいしずっとエイターでいたいと心から思えた。あと、大倉くんがいない関ジャニ∞は物足りないなあと思った。友人が横にいることに感謝もした。


大倉のファンもありがとう

そう言ってくれたとき、私もそう思う!と本当に思った。よくあの場所にいれたなと、一緒にいてくれてありがとうと心から思った。


終わってから友人に良く耐えてくれてありがとうと言った。友人は横にいてくれてありがとうと言った。私達はお互いに支えあいオーラスを終えることができた。少なからずエイターとエイトがあの空間を作ってくれたから、笑って終えれたのだ。ありがとう。


大倉担と入った人はいっぱいいると思う、どんな心情でどんな対応をしたのか、楽しめたのか。少なからず私みたいな人もいるだろうなあ。帰った人は仕方ないと思う!!だって担当いねーんだもん。安田くんのいない世の中なんてただの真っ暗な世界でくそつまらん!!あー安田くん大好きだよーかっこいいよー


最後に大好きな友人へ

一緒に入ってくれてありがとう。最後まで見させてくれてありがとう。これからも一緒に入りたいよ!!次は大倉くんのいるオーラスに!!


一生忘れることないだろうな、あんなに他担を見ることもないな。7人でいてくれてありがとう。いっぱいいっぱい頑張ってくれてありがとう。エイターであることが幸せだと思わせてくれてありがとう!安田くん!あなたが大好きだ!